東京栄養サミット2021にて
コミットメントを表明
日本ハム株式会社(本社:大阪市北区、社長:畑 佳秀)は、持続可能な社会の実現に向け、日本政府が主催する国際会議「東京栄養サミット2021」にて、コミットメントを表明します。
このたび、本サミットの「すべての人々が安全で栄養価の高い食物を手頃な価格で入手できる世界を実現する」という趣旨が、当社グループが目指す「たんぱく質の安定調達・供給」や「食の多様化と健康への対応」など、社会課題(5つのマテリアリティ※1)の解決に繋がると考え、本サミットにて下記の目標をコミットメント登録しています。
当社グループは、1942年創業以来、企業理念である「食べる喜び」を創造するため、体を構成する「たんぱく質」の安定供給を使命として、事業領域を拡大し、お客様への提供価値を広げてきました。これらの事業拡大により、現在では日本人のたんぱく質摂取量の約6%※2を提供する国内最大級のたんぱく質供給企業になりました。
また2021年度より、これまでの提供価値に加え常識にとらわれない自由な発想でたんぱく質の可能性を広げることで、多様な食シーンを創出し毎日の幸せな食生活を支え続けたいという当社グループの想いを込めた「Vision2030」がスタートしました。今後は社会環境やライフスタイルの変化に対応しつつ、事業戦略とサステナビリティ戦略を両輪で進めることで事業を通じた社会課題の解決に努め、持続的な社会の形成に寄与してまいります。
※1 詳細はこちらまで
※2 当社取り扱い重量データおよび外部データをもとに当社にて推計
(1)食物アレルギー関連
・関連商品の出荷金額拡大
・新たに表示が義務化される項目の検査キット発売
【主要指標】
・2030年度までに出荷金額40億円
・新項目の検査キット発売
(2)たんぱく質摂取における選択肢の拡大
・植物由来のたんぱく質商品の拡充拡販
・新たな代替たんぱく質の研究
【主要指標】
・2030年度までに出荷金額100億円
・新たなたんぱく質の研究を商品化
(3)超高齢社会における健康寿命延伸商品の開発と普及
・認知機能を改善する素材(特許取得済)の商品化
【主要指標】
・2026年度までに年間300万食供給
オリンピック開催の機会を利用し、栄養改善に向けた国際的機運を高めることを目的に開催されるサミットです。
2012年開催のロンドン・オリンピックの最終日に英国キャメロン首相(当時)が主催した「飢餓サミット」を機に、翌2013年に「栄養サミット」がロンドンで初開催されました。
2016年開催のリオ・オリンピック(ブラジル)の機会にも開催されている。「東京栄養サミット2021」はオリンピック開催後12月に開催される予定です。
東京栄養サミット2021公式サイドイベント(外務省サイト)
東京栄養サミット2021(農林水産省サイト)
【参考】
『国連食料システムサミット2021』への支持とコミットメントの表明
ニッポンハムグループは、すべての持続可能な開発目標の達成に向け、持続可能な食料システムへの変革のための具体的な行動を推進するために開催される、国連食料システムサミット(Food Systems Summit:FSS)への支持も表明しております。
下記の実現に向け、具体的な目標を掲げ取り組みを推進してまいります。
・「自然に対してポジティブな生産を十分な規模で促進」
・「すべての人に安全で栄養価の高い食料へのアクセスを確保」
・「公平な生計と価値の分配の促進」
国連食料システムサミット(農林水産省サイト)