たんぱく質は筋肉や血液、骨など体の組織を作るだけでなく、アミノ酸の組み合わせや種類・量などの違いによって形や働きがたくさんあり、酵素やホルモン・免疫物質になってさまざまな機能を担っています。たとえば、やる気を出してくれるドーパミンや気持ちをリラックスさせるセロトニンなどの神経伝達物質、心身の安定につながることから、俗に「幸せホルモン」とも呼ばれていますが、これらはアミノ酸からできており、たんぱく質が関わっています。
たんぱく質不足で、神経伝達物質の分泌量や働きが鈍り、その結果メンタルが不安定になったり、ストレスが溜まったり…。移動や人との接触が制限され、心身に不調をきたす方が増えている昨今。改めて、たんぱく質の大切さが見直されています。