企業情報

ボールパーク事業

Fビレッジへの来場者の内訳

  • 2024年1月~12月

新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO」を核にスポーツ×エンタメによる新しい「街づくり」を進めています。

プロ野球球団「北海道日本ハムファイターズ」の経営に関わり、2023年3月に新球場の「ES CON FIELD HOKKAIDO」が開業したボールパーク事業。北海道ボールパークFビレッジを通じて、「スポーツの価値」と「北海道の価値」を融合させたビジネスモデルによる新しい「街づくり」を推進しています。

また、官・民・学の多岐にわたる事業者の参画や、ボールパークを楽しむ来場者と各種商品・サービスを提供するパートナーを結び付けることで、共創・連携による街づくりを進め、イノベーションの創出も目指しています。

提供価値

  • 北海道を含む地域経済発展に寄与
  • 北海道ボールパークFビレッジ各施設のパートナーとの共創に よるかつてない街づくり
  • 環境負荷を低減する街づくりを推進

ボールパーク事業のこれから

今までにない価値を創る新しい「街づくり」への挑戦

  • 多彩なサービスの提供でFビレッジの価値を向上
  • 今後の展望(Fビレッジがもたらす統合的価値/Fビレッジが目指す姿)

少年ファイターズの子どもたちと野球観戦する創業者

~創業者 大社義規の想い~食とスポーツで社会に貢献する

当社創業者は、北海道日本ハムファイターズの前身である日本ハム球団を設立した際、「食とスポーツで社会に貢献する」と宣言しました。私たちは、創業者の精神を受け継ぎ、心と体の健康づくりに貢献していきます。

「これからの国をささえる若者たちが健やかに育ってもらうためには大いにスポーツをやってもらわねばなりません。動物性蛋白を供給するのが、健康、体位向上への社会貢献なら、健全なプロ野球の発展に尽くすのも社会への貢献だと私は思います。
今後は、この両事業を通じて、国民の健康と体位向上に、及ばずながら全力投球したいと念願する次第であります。」

(昭和48年11月19日発行の社内報より抜粋)

ボールパーク事業の強み

今までにない価値を創る新しい「街づくり」への挑戦

2023年度は来場者が増加し、売上高が開業前に想定していた234億円を上回る238億円となりました。また、営業利益も目標としていた26億円を大きく上回る36億円という結果となりました。
野球観戦以外の来場者42%が示す通り、多彩なエンターテイメントを兼ね備えた空間として、今までにない価値を生み出す、新しい街づくりが動き始めています。

多彩なサービスの提供でFビレッジの価値を向上

球団とFビレッジを運営するファイターズ スポーツ&エンターテイメントによる多彩なサービスの提供が価値向上に貢献しています。

今後の展望~Fビレッジがもたらす統合的価値

Fビレッジを運営する株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント(以下、FSE)は、金融とスポーツを掛け合わせた事業共創とF ビレッジがもたらす経済的価値と社会的価値について調査を深めることを目指し、(株)三菱UFJ銀行とパートナーシップ契約を締結しています。

所在地である北広島市にも協力を得て本調査を進めた結果、Fビレッジがもたらす統合的価値について、下図のような期待される客観的評価を得ています。

2028年新駅開業後のイメージ

新たな交通インフラの整備が着々と進行

Fビレッジに隣接する新駅が2028年に開業します。

周辺の施設開発も合わせて、Fビレッジの食・住・遊・学を一層活性化させるための重要な交通インフラとして機能する予定です。

Fビレッジがもたらす統合的価値

今後の展望~Fビレッジが目指す姿

FSEは、F ビレッジを核とした「行楽地化・観光地化」「街化」「スポーツ産業の新たなビジネスモデル体現」を目指しています。

これらの実現には、ソフト・ハードの充実に加え、パートナーとの関係深化によるイノベーションや積極的な情報発信が必要です。また、多様な可能性を持つ企業・団体との共創が重要と認識しており、新たなパートナーの検討、具体化と、その実行を加速させていきます。

Fビレッジが目指す姿

ボールパーク事業の取り組み

「日本マーケティング大賞」受賞(2024年)

スポーツ業界における一企業としてのグランプリ受賞初

公益社団法人日本マーケティング協会主催「第16回日本マーケティング大賞」において、最高賞となるグランプリを受賞しました。
スポーツを核としたまちづくりの在り方を従来の常識を超えた規模で具現化し成果を出している点や、日本各地で今後予定されているスタジアム・アリーナ構想の成功モデルとなった点などが、高く評価されました。

「日本マーケティング大賞」は、厳しい経済環境の中でも、企業・自治体・団体等の組織における新しいマーケティングやコミュニケーションの手法、もしくはビジネスモデルの開発を積極的に促すことで、消費者の生活の向上と経済・社会の活性化に資する活動を奨励し、マーケティングのプレステージを高めることを目的として2007年に発表、第1回は2009年より実施されました。16回目となる本年は、日本の市場が成熟化する中で、成⾧につながる創意工夫が凝らされたプロジェクトが多くエントリー、厳選な審査の中、推薦プロジェクト総数110件から選出されました。

スポーツ活動の支援

スポーツを通して心と体の健康づくりにも貢献

プロ野球球団「北海道日本ハムファイターズ」、サッカーJリーグ「セレッソ大阪」の経営に参画するだけでなく、「学童野球大会」への協賛など、スポーツ活動を積極的に支援しています。

ボールパーク事業では、2023年開業の新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO」を核とした「北海道ボールパークFビレッジ」を通じてマテリアリティ「新たな価値の創出」の具現化を推進しています。子どもから大人まで、野球はもちろん、スポーツに興味のない方も楽しめる空間として、試合がない週末でも1日約1万人が訪れる行楽地になりつつあり、年間来場者数300万人を達成しました。

「HEROs AWARD」受賞(2023年)

プロ野球球団として初の受賞

アスリートやスポーツによる社会貢献活動の優れたロールモデルを表彰する「HEROs AWARD」において、2023年のスポーツ団体部門(チーム・リーグ・協会など)を受賞しました。

2004年の誕生以来、ファイターズは”Sports Community”を企業理念に掲げ、『スポーツと生活が近くにある、心と身体の健康をはぐくむコミュニティ』の実現を目指しています。そのアプローチの一つとして、チームの勝敗や選手の成績を越えて地域に貢献・還元することもプロ野球球団の責務と考え、2009年にファイターズ基金を創設、2015年には自社の社会貢献活動をSC活動と改称し、体系化しながら様々な活動を継続的に行ってまいりました。

「HEROs AWARD」は、公益財団法人日本財団が2017年に開始した「HEROs Sportsmanship for the future」プロジェクトの取組の一つ。アスリートによる社会貢献活動を促進することで、スポーツでつながる多くの方の関心や行動を生み出し、社会課題解決の輪を広げていくことを目的としています。