サステナビリティ

サステナビリティトップメッセージ

”ニッポンハムグループらしい”
サステナビリティ活動で
持続可能な未来づくりに貢献する

ニッポンハムグループは、ハム・ソーセージや加工食品の製造販売のほかに家畜の肥育といった畜産業も手がける、食品業界でも稀有な企業です。当社グループは日本で消費されているたんぱく質の約6%を供給しています※。
このような特性から、私たちはたんぱく質を中心とした幅広いサステナビリティ活動を通して、地球環境や社会への責任を果たす取り組みを進めています。

現在、日本の畜産業は人手不足や生産者の高齢化、設備の老朽化といった深刻な課題に直面しています。こうした課題に対し、JA全農グループとの共創を通じたインフラの最適化を進めています。そして、畜産農家の負担を軽減するデジタル技術の導入にも取り組み、畜産業の持続可能な発展に貢献していきます。

また、未来の食を見据えた新たな挑戦として「プロテイノベーション」をテーマに掲げ、取り組んでいます。これは、植物由来の代替肉や細胞性食品などの研究・開発によって、未来のたんぱく質の選択肢を増やし、より豊かな食の可能性を創出する取り組みです。さらに、生命の恵みを最大限に活かすため、お肉を作る過程で生まれる副産物を活用して、化粧品や医療品など食品以外の分野での新たな価値創造にも挑戦しています。

おいしさの感動と健康の喜びに貢献する当社らしいサステナビリティ活動の一環に「北海道ボールパークFビレッジ」の「食とスポーツ」を通じた地域貢献があります。2023年の開業以来、野球場だけにとどまらず、さまざまなイベントを開催し、多くの方々に楽しんでいただいています。2028年には最寄りに新駅開業も予定されており、食・住・遊・学が一体となった”食”だけにとどまらない身体も心も元気にする新しい街づくりを進めています。

サステナビリティへの取り組みは、従業員一人ひとりの日々の活動から生まれます。環境関連の活動については、社内でも浸透が進み、主力商品である「シャウエッセン®」「中華名菜®」などのプラスチック包材削減や、各拠点への太陽光発電導入によるCO₂排出量削減などが進んでいます。さらに、北海道南幌町では、「カーボンニュートラル農場」を目指す新たな取り組みもスタートしています。

そして、サステナビリティ活動の定着と推進を図るため、4年ほど前から優れた活動を表彰する「サステナビリティ賞」を社内表彰制度の中に新設するなど、挑戦を後押しする制度・仕組みの導入を通じて、イノベーションを促進する企業文化の醸成に取り組んでいます。

私たちは、一人ひとりが主体的に考え、行動することで、さらなる成長を遂げ、社会に貢献できると信じています。

前を向き変化を恐れず挑戦し続けることで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

※ 当社データおよび外部データをもとに当社にて推計(2019年調べ)

代表取締役社長

井川 伸久