廃棄物削減・リサイクルの取り組み

ニッポンハムグループの事業は、「生命の恵み」をいただいて活動しています。限りある資源を無駄なく有効に活用していくことで、廃棄物を適正に管理し、発生量の抑制に努めています。

廃棄物の発生量推移と割合

2016年度は、生産量の増加に伴い廃棄物発生量も前年度より増加しました。しかし、廃棄物の抑制に努めた結果、基本単位は0.3%削減されました。

2016年度結果

  • 廃棄物発生量 416千t
  • リサイクル量 399千t
  • リサイクル率 96.0%
  • 廃棄物発生量とリサイクル率の推移 ニッポンハムグループ(国内)
  • 【参考】廃棄物発生量の割合 ニッポンハムグループ(国内)

対象[ニッポンハムグループ全体(国内)]

リサイクルの取り組み

ニッポンハムグループは、生産飼育の施設・牧場から発生する廃棄物の発生抑制に取り組んでいます。一例として、養鶏施設から発生する鶏ふんは、ボイラーで燃焼して発電に活用するほか、養豚施設から発生する排せつ物は、有機質の肥料などに加工後、地域の畑などで、野菜の生産や花に活用しています。このように社会の皆様と協働し、地域と密着しながら循環型社会の構築と地球環境の保全に努めています。

生産飼育施設における廃棄物削減の取り組み

インターファーム(株)において、飼育している家畜の排せつ物は発酵させ、自社内の肥料工場において、有機質の肥料へとリサイクルしています。その肥料は野菜や穀物、植物への利用、家畜の飼料作物等に活用されています。

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外部と協働する環境負荷の低減と資源の循環

みやざきバイオマスリサイクル(株)

ニッポンハムグループは宮崎県において、生産から処理・加工、製造、販売に至る工程で事業活動を進めています。
その中でも鶏の生産・処理・加工を担う日本ホワイトファーム(株)の宮崎生産部では、契約する生産農場で飼育した鶏を1日当り約80,000羽処理・加工しています。その飼育段階で発生する排せつ物を適切に処理するため、日本ホワイトファーム(株)は宮崎県内の養鶏農家の方々、農事組合法人や企業※などと共同出資し、2003年5月にみやざきバイオマスリサイクル株式会社を設立しました。
同社の事業は日本初の鶏ふん発電事業であり、周辺環境に配慮した密閉型の臭気対策の設備を備えています。

※農事組合法人 児湯食鳥宮崎生産者組合、宮崎環境保全農業協同組合、農事組合法人 みやざきバイオマス利用組合、株式会社 児湯食鳥、日本ホワイトファーム株式会社、株式会社ウェルファムフーズ、有限会社 山下商事、九電みらいエナジー株式会社

日本ホワイトファーム(株)宮崎生産部とみやざきバイオマスリサイクル(株)の取り組み

1)生産農場の活動支援

鶏を出荷した後の鶏舎は、日本ホワイトファーム(株)宮崎生産部の従業員が清掃し衛生改善等に努めています。
これにより、養鶏農家の方々が飼育作業にシフトできると共に労力軽減につなげています。

2)鶏ふんの再生利用

日本ホワイトファーム(株)宮崎生産部が契約する生産農場から発生する鶏ふんは、年間約4万3000トンになります。
その鶏ふんの約90%は、みやざきバイオマスリサイクル株式会社に搬入し発電や燃料として有効活用されています。

みやざきバイオマスリサイクル(株)の焼却能力

■鶏ふん焼却量 13万2000トン/年
■発電電力量 7万6662MWh/年※

※石炭火力発電と比較した場合のCO2削減効果は6万6000トン、一般家庭の年間電力消費量約2万軒に相当。

参考)鶏ふん焼却による効果

  1. 農地への窒素の低減負荷
  2. リン資源の循環利用
  3. バイオマスエネルギーの利活用
    (焼却で生じる蒸気熱の利用や発電、石油等の発電用化石燃料の節減、カーボンニュートラル)
  4. 鶏ふんの減量化・減容化
    参考:鶏ふんの焼却灰は原料と比較すると10分の1の重量になるため流通・保管が容易になる

同社の鶏ふんの受入量は1日当り約500t

鶏ふんを焼却するボイラーの焼却能力は1日当り440t

3)焼却灰の再生利用

鶏ふんを焼却した後の灰は、宮崎環境保全農業協同組合が買取し、日本ハム(株)食肉事業本部や肥料メーカー等に販売し市場に流通しています。
焼却灰には、リンやカリウムを含む有機由来の肥料原料として販売されており土壌改善等に貢献しています。

鶏の排せつ物は、継続的に資源として有効活用し、他企業様と環境負荷の低減と循環利用につなげています。

焼却灰の発生量は年間約1万2000t

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