健康経営の推進

ニッポンハムグループの企業理念を実現するためには、すべての従業員がこころもからだも健康で安全に働くことが大前提です。従業員が笑顔で安心して働くことができる職場環境づくりに取り組んでいます。

宣言・方針

健康・安全宣言

健康・安全宣言

~「Vision2030」の実現のために~

ニッポンハムグループは、「食べる喜び」の実現を通し社会に貢献すること、会社が「従業員が真の幸せと生き甲斐を求める」に足りる存在であることを企業理念に掲げています。
また、2030年のありたい姿を示した「Vision2030」では「5つのマテリアティ(重要課題)」を特定し、その一つに「従業員の成長と多様性の尊重」を掲げています。
これらを実現するには、すべての従業員がこころもからだも健康で、持てる力を発揮しながら成長できる職場でなければなりません。ニッポンハムグループでは、ご家族を含めた従業員の自発的な健康の維持・増進活動を支援するとともに、活力ある職場環境づくりを積極的に推進し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

  • ※本宣言は、2022年7月11日に当時の代表取締役社長により社内外に発信されました。

健康基本方針

ニッポンハムグループ健康基本方針

ニッポンハムグループは、働く人の健康を重要な経営基盤とする認識のもと、「健康・安全宣言」が目指す健全な職場環境の構築に向けて、従業員のこころとからだの健康維持・増進に取り組みます。

  • 健康管理と事後措置対応
    従業員の健康を管理し、安全配慮義務に基づく適切な事後措置と情報管理を行います。
  • 疾病予防と早期発見
    従業員の疾病予防と健康増進を推進するとともに、疾病の早期発見に努めます。
  • 健康意識の醸成
    従業員が自身の健康を管理・保持できるよう、ヘルスリテラシー(健康意識・知識)の醸成に努めます。
  • 課題の把握と対策
    各種取り組みを通して課題を抽出し、対策に努めます。

2024年9月13日制定

  • ※本基本方針でいう「働く人」とは、従業員及び会社の監督下にある協力会社や個人をいいます。
  • ※本基本方針は、日本ハム㈱取締役会の承認のもと制定しています。

労働安全衛生基本方針

ニッポンハムグループ労働安全衛生基本方針

ニッポンハムグループは、働く人の健康を重要な経営基盤とする認識のもと、「健康・安全宣言」が目指す健全な職場環境の構築に向けて、職場で働く人の安全衛生と健康を守る事業運営に取り組みます。

  • 法令・社内規程の遵守
    職場における労働安全衛生関係法令および社内規程を遵守し、労働安全衛生管理に努めます。
  • 職場環境づくり
    働く人の安全衛生と健康を確保するとともに、活力ある職場環境づくりを推進します。
  • 労災の未然防止
    労働災害発生リスクの除去および低減を推進し、労働災害の未然防止に努めます。
  • 労災の再発防止
    発生した労働災害に対して発生原因を調査し、労働災害の再発防止に取り組みます。
  • 教育の推進
    働く人の労働安全衛生に関する意識と知識の向上に努め、働く人の主体的な取り組みを啓発・支援します。

2024年9月13日制定

  • ※本基本方針でいう「働く人」とは、従業員及び会社の監督下にある協力会社や個人をいいます。
  • ※本基本方針は、日本ハム㈱取締役会の承認のもと制定しています。

健康管理と健康支援の体制

産業保健スタッフ、人事部門、健康保険組合が連携し、労働安全衛生法に準じた適切な健康管理とさまざまな健康維持・増進支援策を通して、健康経営を推進しています。

健康管理体制

国内グループ会社との間で産業保健基本契約を締結し、職場復帰支援プログラム、健康診断の事後措置フォロー、産業医による医師面談指導および職場巡視などを実施しています。また、メンタルヘルスケアに関する「社外相談窓口」を設置し、従業員が気軽に相談できる体制を構築しています。

健康支援体制

「健康・安全宣言」のもと、日本ハム(株)では人事部を主管に日本ハム健康保険組合と連携し健康支援策を進めています。そして、これらの取り組みは各会議体を通してグループ各社へも共有され、積極的な推進につなげています。

心身の健康と労働安全衛生

従業員の安全や健康を守る取り組みを通じて、安心して働くことができる職場づくりと心身の健康への取り組みを進めています。

こころの健康

2015年12月から義務化されたストレスチェック制度については、50人未満の事業場を含む全従業員を対象に実施し、従業員自身のストレスへの気付きと対処を促しています。
集団分析結果は各職場にフィードバックされ、働きやすい職場環境づくりに活かされています。
また、集団分析結果の活用効果を高めるため、解説動画の作成・配信や医療職によるラインケアワークショップの開催などの支援も展開しています。

からだの健康

からだの健康づくりでは、「措置(健康診断事後措置)」と「予防(食事・運動・禁煙)」の二つの側面から取り組みを推進しています。
措置の強化では、健康診断結果に基づく医療機関への再受診勧奨の徹底のほか、産業保健スタッフによる保健指導・健康相談を通じた健康不安の払拭や食事・運動習慣の奨励などによる重症化予防を図っています。
また、予防効果を高める活動として、所定労働時間内禁煙の実施や運動習慣・食習慣の見直しを啓発するセミナーの開催など、 従業員の健康の維持・増進活動を支援しています。

ヘルスリテラシー

健康経営の実現を目指し、教育機会の拡充や情報発信の強化など、従業員一人ひとりのヘルスリテラシー向上にも取り組んでいます。
教育機会の拡充では、各階層別で実施している研修プロクラムの充実を図るほか、メンタル不調未然防止対策としてeラーニングによる管理職向けラインケア教育、一般職向けセルフケア教育を実施しています。この成果については従業員アンケートを通して意見を聴取し、次年度以降のブラッシュアップや新たな施策検討に活用しています。
情報発信の強化では、社内報やメルマガを活用した情報発信を行うほか、社外有識者によるセミナーなども開催しています。

労働安全衛生

労働災害ゼロに向けて、当社グループでは製造工場を中心に、労働安全衛生マネジメントシステムを導入し、安全衛生水準の維持・向上に努めています。
定期的に開催する「安全衛生委員会」では、自主点検の状況、計画の進捗、働く人の声などをもとに意見交換され、各職場での労働災害未然防止に活かされています。特に機械の安全対策については、工学的対策を講じるほか、従業員教育にも注力し、働く人にやさしい職場環境の構築に努めています。

一方、労働災害が発生した場合はその状況と対策を適時共有できる仕組みも構築しています。安全担当者がシステムに発生状況と対策を登録することで、他の事業場に水平展開できるこのシステムは、類似災害の未然防止に活かされています。また、安全担当者を中心とした勉強会の開催や各事業場間での相互巡視など、担当者の連携強化や知識向上も図っています。

さらに、2024年より労働災害の発生や防止活動、関係法令への対応状況などが確認できるツール(労働安全衛生掲示板)を構築し、安全担当者のみならず、すべての従業員が閲覧できる環境を整えることで、労働安全におけるガバナンス強化にも取り組んでいます。

社外からの評価

日本ハム(株)は、2024年3月11日、経済産業省と日本健康会議が共同で選定する「健康経営優良法人認定制度」において、健康経営に取り組む優良な法人として「健康経営優良法人2024」(大規模法人部門)に認定されました。当社の認定は昨年に引き続き3年連続となります。